2011年12月31日土曜日

ボールペン・椀



ケヤキのお椀です。途中にわれが入っています。ここで普通ならかけてしまうところですが、S氏から、われ止めの方法とバイトのとぎ、当て方を伝授されて、何とか形になりました。

紫檀のボールペンです。これはカットを繊維方向に対して斜めのバイアスでカットしてあります。前回は穴あけ・切削ともすぐかけてしまい作ることが出来ませんでした。
今回は先週の黒柿と同様にあらかじめ塗料を塗って挑戦しました。今回はガラス塗料を使ってみました。これを使用された方が非常に浸透性があるといっていたのを思い出したからです。かけることは無く削ることが出来ました。ただ端のところはかけやすいです。このようにかけやすい材でペンを作るときは両端は刃物で仕上げるのではなく、60番程度のサンドペーパーで最後の形を作るのがよさそうです。その後全体を通常の仕上げで磨いていきました。

前回作った黒柿でもう1本ボールペンを作りました。
白いところがほとんど無く全体に黒い濃い仕上がりになりました。
この材料はこれでおしまいなので、またこのような材料が手に入ったら
作ろうと思います。


これも前回の黒檀と同じ材料です。前回はツイストのボールペンとシャープペンにしましたので、今回はノック式のボールペンにして見ました。

今年はここまで出終わりです。
来年も修行に励まねば........


ボールペン・カップ




黒柿でボールペンを作りました。この材料は木口できどりがされていましたので
木目に沿ってブランクを作ることが出来ません。また繊維が短いので削るとかけてしまう可能性があります。切断する前にウレタンニスを薄めてしみこませました。木取りですが
斜めにカットすればというサジェスチョンでそのようにカットして削ってあります。
仕上がりは杢のような出来上がりで満足です。

これは青黒檀という種類です。実際に削っていたときは今まで一番硬く感じました。
つやもよく出てきれいな仕上がりでした。
カップです。
湯飲みになりそうな形ですね。

2011年12月7日水曜日

皿2枚カップ1ツリー




大き目のお皿です。少し深いので果物を盛ったり、サラダを入れてもいいかもしれません。

こちらは上よりすこし小さいお皿です。でも22cmくらいはあります。
樹木の種類がわかりません。栗のような気もしますがそれにしては赤みが強い。
上の皿はケヤキです。

先週削りかけておいたカップを仕上げました。底が厚かったのでくわえ代の手前でこうだいを作って仕上げました。
前回に引きつずいてツリーです。
接着がうかくいかず3つあったうちこれしか仕上がりませんでした。
木を組み合わせて作るときは下準備を丁寧にしないととだめですね


2011年11月23日水曜日

角皿・ツリー・ナチュラルエッジ

角皿です。前回は1cm厚さのもので、角皿を作りましたが今回は3cmの暑さのものです。
10cm角なので四隅が大きくそりあがりました。
クリスマスが近いのでターニングでツリーを作ってみました。高いほうで13cm、低いのは10cmです。もう少し三角形にしたほうがいいかもしれません。
かえでの丸太があったので二つ割にしてナチュラルエッジにしてみました。まだ生木なので簡単に引けます。角皿もそうですが、ナチュラルエッジも円ではないので端のところを削るときとペーパーがけをするときに引っ掛けてしまいます。特にペーパーではエッジが薄くなっていますので気をつけないと指を切ってしまいます。

おまけ
前回、削り足りなかったコップです。もう一度削るためにチャックのくわえしろを作る必要がありそのためすこし低くなりました。底に枝が合ったようでそこに刃物が引っかかってきれいにするのに時間がかかりました。持った感じはとても軽くなりました。

2011年11月16日水曜日

カップ

3週前に作りかけていたカップです。ナラか樫木だと思います。削っていたときは乾燥が進んでいて削り屑は粉でしたが、ペーパがけをしたところ、思ったよりきれいな木目が出てきました。

依然作ったものと同じ形の大きめのコップです、前回は栃の木でしたが、今回はかえでです。下のカップはよく見たらまだ削り足りないところがあって少し重いので来週削りなおします。

2011年11月10日木曜日

カップ・松のお皿・おもち?


大振りのカップです。コーヒーカップやお湯割り焼酎を入れるとさめにくくていいと思います。
木は樺(かば)だそうです。
松の板で器を作ってみました。色の濃いところは松脂がたっぷり含んでいました。

かなり厚いのですが、ごらんのように光が透けています。脂が多いのでサンドペーパがすぐ目詰まりしてしまいます。そのためきれいに仕上げるには刃物をよく研いで仕上げる必要があります。香りがいいのですが脂が出てきますので塗装しないと日用品には無理でしょう。
この透け具合で別のものを思いつきました。今度作ってみようと思います。
お正月が近いので、お供え餅を作ったわけではありません。頼まれたものです。
何になるかは出来上がりのお楽しみです。

2011年10月29日土曜日

角皿・コップ

もう一枚角皿を作りました。高台なしです。ライブセンターでチャックとの間に挟み、表のくぼませるほうにつかみ代を作ります。このとき全体を荒くへこませておきます。
つかみ代をくわえて裏側を仕上げます。今回は2/3は平面のままで外側を削りました。
仕上げた後、真空チャックで加えて表を仕上げます。この結果くわえ代分の厚みもさらにすることが出来ました。


以前、ケヤキでコップを作りましたが、それより大きいコップの依頼があり、2個作りました。前回は10cm程度でしたが、今回は15cmになりました。この深さになると内側を削ったり、そこを削るのは大変です。
またペーパーがけもそこはうまくいきません。今回は角材の端面にペーパーを貼り付けて底を仕上げました。


2011年10月22日土曜日

桐のお皿・きのこのメモバサミ


青山の家具屋さんで桐の板をいただきました。家具の引き出しの端材のようです。
これで皿を作ってみました。
これは角皿です。旋盤で作るときに四隅の角の部分を欠いてしまうことが多いのですが
やわらかい桐のせいかうまくいきました。大1枚小2枚を作りました。
これは15cm角です。

塗装はいつものウレタンと合成漆の2種類です。
小さいほうは10cm角くらいです。
こちらは普段の丸いお皿です。
桐は柔らかいので器にはしませんが、作ってみると木目もきれいですし、何より軽い。
いままでどんぐりのメモバサミを作ってきましたが、きのこのほうが幹から生えているようでいいのではないかという方がいましたので、今回4つ作ってみました。

2011年10月14日金曜日

ナチュラルエッジ、塩入れ、ボールペン


10月10日に木工の展示会に行ってきました。そこは電動工具を使わず指物の技術だけで作品を作っていました。すばらしい作品が多くあり大変勉強になりました。その中にケヤキの枝の半割を削って作った器がありました。とてもシャープな形に出来ていました。
ウッドターニングでもナチュラルエッジのターニングは行っています。
普段は、1対1の比率で製材していますが、知人が提供してくれた部材が展示品に近い長方形だったのでこれでどこまで近づけるかターニングしてみました。
ウッドターニングでは基本的に同一の円弧になりますので。船のへさきのような二つの円弧を組み合わせた形状にはなりません。


横から見た形です。


卓上用の塩入れです。今までは蓋のところにねじを切っていました。しかし塩はすぐ固まってしまいます。それならあまり多く入らなくてもいいわけですので、胴体部分にねじをきってみました。
この部分ですと、形状にバリエーションを増やすことが出来ます。


工房をお借りしているかたが、太っ腹にもインド紫檀のペンブランクを分けてくれました。右側の黒いものです。
早速1っポン作ってみました。このペンのキットは真ん中の金具が少し大きめになっています。このためふだん真ん中がくびれた形になるのですが(左にある形です)すっきりとした形になりました。

先週作った神代杉の器を塗装してみました。つや消しのウレタン塗装です。
未塗装のものと比べると違いがわかります。

2011年10月5日水曜日

神代杉 器大・中・小

前回栗と言っていたのは「神代杉」でした。今回はこれで器を3こ作りました。この木は削っているときに、灰色の削りくずが粉状に出てきますので、土のお皿を削っているようです。
この器は木目が非常にはっきりと出ました。サンドペーパーの400番をかけただけですがきれいなつやが出ました。カルパナをつけると塗装がいらないくらいにぴかぴかになります。
これは最後に作ったのですが内高台です。削っていると内側に削っていたのを忘れてしまい中心が薄くなってしまいます。これは少し全体を厚めにしましたが、もともとがとても軽い木なので見た目ほど重くはありません。
一つ一つをお見せすると大きさがわかりませんので三段重ねでお見せします。
一番下が24cmくらいです。

2011年10月3日月曜日

栗のお皿・卵型塩入れ・インレイコースター

栗木?で作ったお皿です。少し深いので色々使えそうです。

卵形の塩入れを作ってみました。普通は身とふたに作るのですが、そんなにたくさん塩を入れてもしけってしまうので少しでいいのではないかと考え真ん中にねじを持ってきました。このため形がかなり自由になります。今度は鼓型にしてみよう。

コースターです。真ん中はトルコ石?の粉末を樹脂で固めたものを入れています。
インレイというのだそうです。木の色とは異なった色を追加できるので物によっては
いいかもしれません。

2011年9月15日木曜日

ケヤキで作った器です。危うく引っ掛けてだめにするところでしたが、粘り強く直して何とか
作りました。これは下塗りなのでもう少し仕上げを行います。