2012年3月22日木曜日

サクラノサラと筒



春なでので(というわけでもありませんが)手元にあった桜の木でお皿を作りました。
真ん中は普通の円形です。残りの二枚は角皿に仕上げてみました。
正方形のまままず全体を少しくぼませて削ります。その後真ん中を皿状に削りました。
四角いところを平らにしておくなら、中だけ削れば良いので簡単ですが、周囲もそりを持たせたので表と裏を合わせて削るのは大変でした。
このような時ややもすれば角を欠けて出来てしまうのですが、桜は粘りがあるのか欠けずにきれいに残りました。4隅は薄くなるのですが真ん中の円に近いところは削ることが出来ませんので厚くなります。全体に削ればすべての辺で同じような薄さになりますがこれは削ってはじめてわかりました。
いつもそうですが、4隅は削っているときはほとんど見えません。触れば木が欠けるか指が欠けるかのどちらかです。ペーパーがけが一番危ないです。何度もとめて削れ具合を確認しながら見えないところを少しずつ削っていきました。
筒の試作品です。前回楊枝入れで割れ目を入れたのですが、もっと大きな筒で試そうとしました。しかし蓋の内側を平らに削れなくて実験できませんでした。
もう少し削って仕上げます。

2012年3月14日水曜日

一輪挿し?

形は悪いのですが、旋盤だけで作成した一輪挿しです。旋盤をやらない方は何のことかわからないでしょうが首のところに注目してください。旋盤は丸く削ることしか出来ません。
このような形は、旋盤で作る代わりに、糸鋸やサンダーで整形することになります。
これを旋盤だけで作ろうとした話です。前回コーヒーカップを作りましたが、とっては別に作って接着しました。今日の形も通常は、首と本体を別々に作って接着します。
これだけではわかりにくいので、作成途中をお見せします。

まず、2枚の板をこのような形に切り中側をくりぬきます。別にインロウにしなくてもいいのですが、今回はこの形にしました。これをあわせます。
合わせるとこの形になります。これで首の部分以外を削って形を整えます。
ここから首と本体を整形することになります。
チャックの半分でこのように加えて首の部分を削りだして行きます。
首の部分が出来上がったら、反対にくわえなおして本体の整形を行います。
簡単に見えますが、実際の様子はこのようになります。
どこを削っているのかまったくわかりません。
またくわえなおすと芯が出ません。結果
このような形になってしまいました。次回は丸く削る方法を試します。

2012年3月7日水曜日

コーヒーカップ3個

コーヒーカップを作ってみました。今までコップは作りましたがカップは取っ手をつける必要があります。前回リングを作りましたのでそれを取っ手にしてみました。カップの大きさはやや小ぶりです。
木は椿です。2年前に切ったものですので十分乾いています。最初は丸く削ろうとしまいたが、途中で診るといい具合に皮の部分が残りました。これをアクセントに外側はこれくらいにして中を仕上げました。
取っ手をつけるときにどのようにつけるか考えました。よくあるのは、本体に穴をあけて
差し込むやり方です。これですと丈夫ですが、加工が大変です。今回はリングの一部を切りそのまま接着剤で貼り付けました。
接着した部分の拡大図です、あたかも本体に埋め込んだように見えます。

リングをもう少し厚めに残してつけたものです。

リングの一部を切り取ってつけてみました。この場合は、本体のカーブに合わせてとっての切り取った断面を加工するのが大変でした。リングを半分に切ったものを試したのですが。指が入らなかったのでボツにしました。
作る前は接着剤に切った切粉を混ぜ合わせることを考えたのですが、忘れました。切り粉を混ぜれば断面が少し合わなくてもきれいにつくのだと思います。
次回の宿題です。もうひとつは小さなカップの場合に穴を開けないでくぼませた取っ手はどうかと思っています。
これでひとつアイテムが増えそうです。